大学病院で主治医に質問(2)

2017.2.28

 前ページからの続きです。主治医への質問と回答は以下の通りです。

・ 飛行機に乗れるか?時間制限は、気圧低下が心配

 実はハワイに行くにあたってこれが一番気になっていました。機内の気圧は0.6気圧〜.0.8気圧程度かなと思っています。空港を離陸後一気にここまで下がります。(違っているかもしれません)

 では気圧が下がると人体の中でどんなことが起きるのか?これが実はよく分かりません。それこそ一気にさがれば耳が痛くなるなど、かなり不快な印象になると思いますが、血液関係ではどうなのか。

 ちなみに飛行機内にポップコーン等のビニール袋を持ち込むと、離陸後どんどん膨らんでぱんぱんになります。つまり気圧が低下するので、袋の中の圧力が大きくなり膨らむという事です。

 これは人体にも同じことが起き、上空では体が多少膨らんでいるはずです。実際問題ぴったりサイズの靴を履いていると、かなりサイズがきつくなります。

 というわけで全体が膨らむという事になるわけですが、まあ当たり前ですが、パイロットはそういったことにも配慮して徐々に高度を上げていくのかなと思われます。

 というわけで医師からの回答は「特に問題ないでしょう」というあっさりしたものでした。内心「やったあ!」と思いましたが、実際うれしかったです。老後の楽しみで旅行を考えている人は多いと思いますが、飛行機に乗れるか乗れないかの差は大きいですね。

 この回答を聞いて次に質問ではなくお願いしたのが

・ 海外に行く予定があるが、英語の診断書は書いてもらえるか

ということ。これも外来のカウンターで申し込んでくれればよいとのことでした。これは私自身のお守りみたいなもので、万が一何かあったら現地の医者に見せる必要があるなと思っています。

 出来上がりは二週間かかるみたいですが、旅行の予定は5月を考えているので十分間に合います。さらに質問。
 
・ 血圧が上がるような運動や行動は控えたほうが良いか
   具体的にはウォーキングや自転車、楽器演奏

 これについては、まあだいたい答えの想像はついていましたが、要するにクモ膜下出血や脳出血、脳梗塞といった疾患で良くないのは、血圧の上下動が激しくなることだという事です。

 つまり急激な血圧の変動を避ける必要があるという事です。ただしウォーキングや軽い自転車の有酸素運動は、むしろ行った方が良いという事です。要するにダッシュしたり、苦しくて倒れるような走りをしたりしてはいけないという事です。

 最後に

・ 注意すべき食べ物、飲み物はあるか

そして

・ アルコールはどの程度許されるか

という事を聞いたのですが、答えはもうすでに想像がつくと思います。要するに急激な血圧変動が起きないような食べ方、飲み方にすればいいという事です。

 というわけでアルコールも通常一般的に健康に良いとされている量で抑えられるならば問題ないだろうという事です。ただし飲みすぎて酒に飲まれて気が大きくなって大酒を飲んだ場合どうなるか聞いていません。

 以上いろいろ煩わしいことを聞きましたが、一つ一つ丁寧に答えてもらいました。要するに話のポイントはひとつだけ。急激な血圧変動につながるようなことはしてはならないという事です。


カリウム摂取の必要性



第2章 退院後の生活


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