くも膜下出血に予兆はあるのか?

2018.6.4

 発症してしまったら、人によっては命を失うこともある病気ですが、だとすれば予兆があるかどうかが気になるところです。

 これについては、私の場合は全くありませんでした。いつものように生活をして、いつものようにたぶん11時前後だと思いますがベッドに入り就寝。

 翌日の未明3時ごろに突然の激しい頭痛で飛び起きたという事です。飛び起きた時点ではすでに出血が始まっていて、頭痛となんとも言えない体調の違和感があり、その感覚が「救急車を呼ぼう」という意思決定になりました。

 なお高血圧症状はこの頃すでに20年以上続き、朝1回の降圧剤も服用していました。そのため、血圧は下が80〜90ぐらい、上が130〜160ぐらいにコントロールされていたと思います。

 しかし食べ物や運動不足によってこの値が日によって大きく変動することは分かっていました。また夕食時にはアルコールをちょっと標準より多めに飲むということを30年ぐらい続けていました。

 アルコールを飲むと、一時的に血管は拡張し血圧は低下します。しかしその後、血中のアルコール濃度が薄まるにつれ、血管が収縮し、睡眠中に血圧が上がるのではと思っています。

 ただそういった生活を何十年もやってきて、要するにその日も前日と同じようにアルコールを飲んで、良い気持ちになって就寝というパターンで、良く言われるような予兆と思われる頭痛は全く感じていませんでした。

 この点についてネットで調べると、軽い頭痛、視覚の異常、吐き気というような語句が出てきますが、私自身こういった症状は、前日ベッドに入るまで全く感じていませんでした。

 結局予兆というのは、今後出血するかもしれない部位から僅かに血が流れ出て、それらが前兆症状を引き起こすと考えられますが、そういったわずかな出血もなく、いきなり血管が裂けたりすることがあるわけで、私の場合はそれに該当すると思われます。

 従って幸運にも?頭痛だけでなく吐き気や視覚異常といった前兆症状を感じた場合は、逆にすぐに救急車を呼ぶ必要があると思われます。

 というわけで、予兆はあるのかという問いに対しての答えは甚だいい加減なものですが、人によって異なるというのが正解のようです。

 またネットの体験記を読むと、こんな予兆があったら要注意という情報はたくさんありますが、それと同じくらい、突然激しい頭痛が生じて云々という体験記も多数あります。

 従って月並みな言い方ですが、まだ発症していない人の場合は、血圧のコントロールや動脈硬化の解消、食べすぎ飲み過ぎに注意、十分な睡眠というようなことが、予兆以上に重要なことだと思われます。
 


出血部位



クモ膜下出血という病気について


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