段差、階段の練習

2016.10.30 

 横向きに歩くという動作を習得したと思われたころ、理学療法の先生が何やら木でできた箱を持ってきて、これを平行棒の中央に置きました。

 何をするのかと思ったら、単純にこの箱の上に足を乗せて、乗せたら降ろせという指示です。つまり右足若しくは左足を単純に持ちあげて下すという練習です

 これを片足20回ほどやりました

 乗せるだけなのであっという間に終了。ただし両足でやりますので、都合40回ということになります。

 次に、乗せた足に力をいれて体を持ち上げるということをやりました。もちろん体は安定しませんので、平行棒をつかんで持ち上げます。これも両足別々にやります

 しばらくやっていて分かってきましたが、これは階段の練習です。片足を上げて段にのせ、身体を引き上げることができれば階段を上れます。

 足の筋肉さえ回復すれば簡単な練習だと思いましたが、私の場合両手の支え無しに足だけで上り下りをするのは結構大変。

 今もこういったふらつきを常時感じていて上半身がぐらつきます。当然ながら段差が低ければ簡単にできますが段差が大きくなると難易度が大きくなります。

 ちなみにこういった練習をやったあと、実際に5段ぐらいの階段で試してみましたが、一段だけならともかく、連続して数段を上がったり下りたりすることは意外に大変でした。

 さらに慣れてきたところで、病院内にある階段でも試してみましたが、これまでは簡単にできたはずの階段が、ふらつきや体力の衰えにより意外に大変だということが分かりました。

 しかも下りで上から階段を降りようと下を眺めた時、そのまま落っこちるのではと、結構恐怖感も感じました。

 またある時少し高めの段差がある階段を上ろとしたら、上に持ちあげた足に力を入れた瞬間、ふっと力がぬけて、そのまま階段をずり落ちそうになりました。

 自分でもかなりショックでしたが、反面「こんなに衰えていたんだ」と認識を新たにしました。同時に練習は大事だということを痛感しました。



マシンを使った練習


手術後のリハビリ


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