手術1年後の高次脳機能障害の現状

2017.9.2

 数日前から朝晩が急に冷え込むようになってきました。今日は朝方かなり寒くて、朝食後半袖でウォーキングに行きましたが、周囲を歩いている人はみんな長袖でした。

 風が吹くと涼しいというより寒いと感じたのは久しぶりです。空は秋らしい青空が広がり、なんだかはっきりしない猛暑の夏でしたが、いつの間にか過ぎていったんだなと思っています。

 さて北陸旅行に気をよくして、先週の土日にかけてネットを使ってハワイ旅行の予約を完了。今回は「早く行きたい!」という気持ちが強かったので、出発はなんと明後日4日の月曜です。

 ハワイ旅行を計画するときは、だいたい1年ぐらい前から検討を始め、夏の旅行なら春先に予約を完了というパターンが多かったのですが、今回は予約の最短記録を作りました。

 ちょうど9月に入り、観光客も減り予約が入りやすい時期だからこそ実現できたのだと思います。旅行期間は7泊9日。行きの夜行便で睡眠不足が心配だったので、飛行機はビジネスクラス

 といってもJALやANAはチケット代が高すぎて手が出なかったので、チャイナエアラインです。宿泊は家族連れに向いているワイキキ・バニヤン。一人ではもったいない広さですが、今回はいろいろなことがあった1年なので、快気祝いを兼ねています。

 というわけで現状ですが、血圧は降圧剤のアバプロ25mgを朝1回服用しています、アバプロの錠剤は、一番小さいのが50mgのようで、それを包丁で半分に割って服用です。服用後の血圧ですが、だいたい130〜135/80〜85ぐらいで安定しています。

 続いてふらつきの度合いですが、何回も書いているようにこれは感覚的なものです。しかし退院直後に感じた、フラ〜っとするという感覚。体が傾き始めると、それを修正できないまま傾いてしまうというような印象ですが、ずいぶんよくなりました。

 今は普通に歩いていればたぶん誰も気が付かないと思うのですが、時々ふらつくなと感じる程度になりました。

 ちなみに退院直後からこのふらつきを不愉快に感じていたので、どのくらいふらつくのかということを数値化するために、両足を縦にそろえて立ち続けるのと、片足ずつ立ち続けるという訓練?で、毎朝その維持できる時間をストップウォッチで測定しています。

 昨年の12月ごろから記録を取り始めているのですが、12月は35秒から60秒ぐらい維持するのがやっと。それが1月2月になると50秒から100秒ぐらいとなり、3月は80秒から120秒と徐々に記録が伸びています。

 さらに4月になると、3分ぐらい維持できることがあり、当面の最大値を3分に限定し、そこで測定を終了しています。そんな中、5月はだいたいいつも2分前後維持できるようになり、以後上限の3分を記録できる日々が増えています。

 8月に入ると、両足を縦にそろえても、片足だけでも3分間立ち続けることができるという記録も続出し、まあふらつきはそれなりに改善しているのではと自分で思っています。

 ただあまり改善しないなと感じるのは味覚の異常と呂律です。味覚は昔はおいしかったと感じたものが、妙に味気なく感じることが多く、食に関する楽しさが奪われたなと感じます。ただし全く味がおかしいというわけでもなく、微妙におかしいというレベルなので、我慢できるかなという範囲です。

 一方呂律に関しては、私自身があまりおしゃべり好きではないし、普段は家で一人で生活し、食事時に息子と話す程度なので、ろれつの回りにくさを訓練する機会が少ないなと感じています。

 そしてたまに急いでしゃべろうとすると引っかかることがあり、こりゃいかんと思って言い直すと、同じところで引っかかる。これは「ちゃんと言い直そう」と頭の中で意識してもダメですね。

 結局使う言葉を変えて言い換えるとうまくいく、ということが多いです。とりあえずすべての言葉のろれつが回りにくいというわけではないので、日常生活で言葉を発するときちょっと注意すればいいのですが、何気ない会話で引っかかると少し悲しくなります。

 ちなみに英語だとどうなんだろうと思っていますが、今回ハワイに行って、片言の中学生英語を使う機会があると思うので、その時どんな現象が起きるかを確かめようと思っています。


高次脳機能障害を抱えてハワイ旅行



退院後の生活


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