記憶障害の具体的症状

2018.4.24

 まず最初にヤフーで「高次脳機能障害」について、その定義らしきものを調べてみました。すると以下のような条件があるようです。以下「高次脳機能障害・情報支援センター」の記載を参考にしました。

・ 事故や病気によって脳の血管が障害を受けた

・ その結果、神経や知的機能が障害を受ける

・ 主な症状は記憶障害、注意障害、遂行機能障害、社会的行動障害

ということで、それぞれの障害について具体的な症状が記載されています。一読して、なるほど確かに思い当たることが多いなと思いました。

 そこで具体的に当時の記憶を思い出しながら、現状と「クモ膜下出血」を経験する前の自分の症状を比べてみて、「あ〜変わったな」と思いついたことを、少し項目別にまとめてみました。

 先ず記憶関係ですが、この病気になって大学病院に搬送されたことまでは覚えていますが、具体的な手術内容、手術直後の覚醒時の様子、その後一か月ぐらいの療養生活の記憶がほとんどありません。

 またそれ以降のリハビリで、物をどこかに置いて、ちょっと違う作業をすると、その置いた場所を忘れてしまうという、短期記憶の障害があることが分かりました。

 これは自分でも愕然。今置いたばかりで10分もしないうちに、「置いた」ということは覚えていても、場所についての記憶が全くないことを実感。

 この実験(訓練?)については、手術後三か月ぐらいのリハビリで何回もやりました。その結果、手術から日数が経過してわずかに症状は改善しましたが、1年8か月後の今でも完ぺきではないと思っています。

 要するに「短期記憶」の欠落だと思っていますが、ともかく今覚えたことをすぐに忘れてしまうということが、日常生活の中で頻々と起きます。

 具体的には、私は目が悪いので眼鏡を掛け替えることが多いですが、架け替えた眼鏡を適当な場所に置いてしまうと、それをひたすら探すことになります。従って、眼鏡を掛け替える場合は、「決まった場所に置く」ということで対処しています。

 また普段買い物には車で行くのですが、駐車場所を忘れてしまうということがあり、駐車場内を自分の車を探して歩き回ったこともあります。今は、駐車するとき、その場所の特徴を意識して覚えるということを自然にやるようになりました。

 さらに数日前の出来事ですが、息子と一緒にテレビのクイズ番組を見ていた時、答えが示されたのに、その答えを忘れてしまい、息子に改めて2回、3回と答えを聞いてしまったことがあり、息子に「さっき言ったばかりだよ」と言われて愕然。

 どうやら短期記憶の障害は今も間違いなく続いているようなので、日常生活の中で「覚えておかないといけないこと」については、必ずメモを取るようにしていますが、以前とは違って明らかに短期の記憶が苦手になっています。 


最も顕著な高次脳機能障害はふらつき



高次脳機能障害


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