片足立ちトレーニング

2018.4.26

 「ふらつき」ですが、似たようなものに、ぐるぐる回る「めまい」とフラフラする「めまい」、クラっとして倒れてしまうような「めまい」がある他、高熱時のふわふわした浮遊感を伴う「めまい」があるような気がします。

 私の場合は、直立して立っているときに体が前後左右に常にぶれているような感じで、歩いているときもまっすぐ歩けないという感覚があります。

 これらの原因について調べてみると、ぐるぐる回るのは耳の三半規管その他の耳の中の器官に関係し、フラフラするのは小脳や脳幹、クラっとするのは血圧関連ということのようです。

 というわけで、私の場合はクモ膜下出血を起こした際に、小脳やその近辺の脳幹部分に何らかの障害が生じたと考えるのが良さそうです。

 しかしそう考えると、小脳や脳幹部分の損傷を受けた部分を特定し、その部分を直さないとふらつきは治らないということになります。とはいうものの、手術後のMRI検査や半年ごとのMRI検査では、一部に血が残っている等の影は認められないみたいなので、こういった部分を特定して物理的に直すということは不可能です。

 もともと医師からは「治りません。一生続きます」と宣言されているふらつきですから、こうすれば良いという対策もなさそうです。ネットでも調べましたが、通り一遍のことが書いてあるだけです。

 「こりゃ困ったな」と思いましたが、このふらつきは私が好きな旅行に出かけた時もつねにつきまとい、街歩きをしているときヨタヨタ歩いて人とぶつかったり、人に押されて電車のホームから転落なんてことも現実にあり得るなと思うようになりました。

 そこで、こういった「ふらつき」症状に気が付いてから、治らないまでも、小脳や平衡感覚を研ぎ澄ますための訓練が必要だ、と思うようになりました。
 
 そういった訓練によって、平衡感覚を少しでも取り戻し、なおかつ全身の筋肉の協調で倒れないようにできれば、多少のふらつきがあっても危なげなく歩けるということになります。

 ではどんな訓練、トレーニングがあるのか?これもネットで調べてみるといろいろな方法があるようですが、私の場合は手術後のリハビリ病院で教えてもらった片足立ちを毎朝やっています。

 また両足を縦にそろえて立ち続ける(タンデム肢位?)という方法もあり、こちらは教えてもらった当初は「なんだ両足で立つなら簡単じゃん」と思いましたが、実際にやってみると、あっという間にバランスが崩れてびっくり。

 片足立ちにしろ両足立ちにしろ、始めた当初はどちらも10秒ぐらいしか維持できませんでした。というわけでリハビリ病院退院後も、自宅で朝起きたら最初にストレッチをやって、最後に片足立ちまたは両足立ちを1日おきにやっています。
 
 しかしこれがどの程度効果があったのかは不明です。なぜならこの訓練をやらなかった場合との比較ができないからです。ただ今は長いときは3分程度まで維持できています。

 天気が良いときは河川敷ウォーキングも行っているのですが、当初小道を歩いていると、そこから足がはみ出そうになることが多かったのですが、今はそれも少しだけ改善したと思っています。


脳細胞の増殖や活性化を促す方法



高次脳機能障害


トップページへ