リハビリの基本は「歩く」こと

2018.5.1

 明日書くと書いておきながら、昨日は更新できませんでした。理由は別にねんざがひどくなったわけではなく、単にぐうたらな生活をしていたからです。

 転倒した日の夜、入浴すると、どうやら最初に確認した部分以外にあちこち擦り傷が出来ていたようで、やたらお湯がしみて痛く感じられました。

 痛い部分を改めて見ると、膝小僧や足の裏にも擦り傷が出来ていて、どうやら足の裏の擦り傷が歩くたびに痛みを引き起こしていたようで、捻挫ではなさそう。

 しかし体のあちこちに擦り傷が出来て、その上足首から足の指にかけて、ここのところちょっとアトピーが悪化して赤い炎症となったり、掻いた後の傷口から浸出液が滲みだしたりと、何だか体中のあちこちに傷が出来て、実にみっともないです。

 幸いにして傷が目立つのは、右手指の関節部分の擦り傷だけで、歩行の方も急回復中です。また暖かくなって血圧も下がってきて、市民農園で除草をして急に立ち上がると立ち眩みが悪化

 血圧を測ると95/60というような数値も頻繁に出るようになったので、これまで服用していた降圧剤アバプロ25mgの服用を思い切って中止しました。

 今日で中止三日目ですが、とりあえず血圧が急上昇するような兆候はありません。逆にふらつきは少し減ったような気がするので、高次脳機能障害のふらつきは、こういった降圧剤の影響もあるなと実感しています。

 ちなみにたった今血圧を測ったら120/80ですから、降圧剤服用中止は今のところ問題ないようです。

 さて「ふらつき」を改善するためにどんな方法があるかですが、ネットで調べると様々な方法が提案されています。その際問題なのは、自分のふらつきの原因はどこにあるのかということを知ることですね。

 つまりぐるぐる回る「めまい」とフラフラする「ふらつき」は似ているようで違うということで、個人的に思うのは「めまい」は耳の機能に関連し、ふらつきは「小脳」その他の運動機能に関連するということです。

 私の場合は、左後頭部に生じたクモ膜下出血の影響が小脳の一部やその周辺部分に残り、ふらつきの原因になっているのかなと思っています。

 そこで前回書いたように、その影響を最小限にするために損傷を受けた部分の組織の再生や、その組織を迂回するネットワークの再構築の必要性があるということです。

 というわけで、ふらつきを治すために、小脳その他の組織の再トレーニングが必要になると考えました。ではそのトレーニングにはどんなものがあるなのか?調べてみると出来ることは意外に単純。日常生活の中でも、暇な時間を見てできそうです。

 ちなみに、ふらつきによる転倒を警戒して家にこもってしまうと、いくらトレーニングをしても不安は消えないような気がします。一番基本的なことは、立ち上がってひたすら歩くことだと思います。

 これは幼児がハイハイから立ち上がって、フラフラよたよたしながら歩き始めるときの様子を観察すれば一目瞭然。立って歩くことにより、脳内で平衡感覚の機能が発達し、それが筋肉や神経の発達を促し、二足歩行に至るということです。

 大人の場合はそういった機能が一度完成したものの、それが病気により機能の一部が破損しふらつきを誘発していると思えます。というわけで、そこで出来ることはやはり「歩く」ことが基本になりそうです。


片足立ちはふらつきに効果あり



高次脳機能障害


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