靴の試し履きで左右が混乱

2018.5.25

 先日面白いというか、こりゃ困ったなという経験をしました。高次脳機能障害の軽減のためには適度な運動が必要とのことで、このところ天気も良いので、我が家の近くの河川敷を歩くことが多いです。

 で問題は靴です。今履いているのは、量販店で買ったNIKEの安い靴で、幅広タイプの靴なので割と気に入っています。しかし最近段々汚れが目立つようになり、そろそろ買い替えの時期かなと思うようになりました。

 私の買い物は、5000円以上の商品を買うときは少なくとも半年ぐらいは悩むのですが、このウォーキングシューズも「買おうかな」と思ってからすでに三ヵ月ぐらいが経過しています。

 まあこれも節約の一つの方法だろうと思っているのですが、当然ながらこの間履きやすい靴を求めて、自宅近くの靴屋さんやショッピングモール、アウトレットモールを見て回っています。

 そして「これなら良さそうだ」と思ったものを手に取って試し履きをしてみるわけですが、ここでちょっとびっくり。たぶん高次脳機能障害の一つだと思うのですが、左右の認識が混乱するときがあります。

 普通は試し履きをする靴を持って近くの椅子に腰かけて、今履いている靴を脱いで、代わりに新しい靴を履くという単純な作業です。

 ところが新しく履こうとする靴が左足なのに、今履いている左足の靴を脱ごうとせず、右足を脱いでしまうという不思議な現象が起きました。

 最初は「え?なんだ、何が起きたんだ?」と改めて手に持っている新しい靴と脱ごうとした靴を見つめ直しているのですが、頭では左右が分かっているのに、それがうまく手に伝わりません
 
 あらためて、今持っているのは左足の靴なんだから左足の古い靴を脱げ、と必死に指示をして、ようやく左足に手が伸びます。

 そこで「よし脱いだぞ、次は新しい靴だ」と頭で命令するのですが、今度はなぜか再び脱いだばかりの靴を履こうとするかのように手が伸びていきます。

 「おいおい、それじゃあ試し履きじゃなくて、単に脱いだ靴をまた履いているだけじゃないか」と思うわけですが、しようとしていることと実際の動作の間に乖離があります。

 これにはさすがにびっくり。ネットで調べてみると、こういった症状を感じている人もいるようで、左右盲とか左右失認という言葉が出ていました。

 ただ日常生活の中で左右が分からなくなるということは今のところないので、意識すれば生活に支障はないと言えそうですが、ちょっと心配です。

 ちなみにその後も、新しい靴を持って履き替えようとすると、左右どちらの古い靴を脱げばいいのか混乱することがあります。ちょっと意識すれば問題ないのですが、無意識に試し履きをしようとしたとき混乱が起きるような気もします。

 こういった障害は、自分でも予期しないときに意識することがあるので、つくづく脳の働きは複雑なんだなと感じます。その意味でも、なるべく早期に動脈硬化等への対策を行い、脳への十分な血流を確保することが必要だなと感じています。


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