ノビレチンとは

2018.5.29

 朝から梅雨入りを思わせるような曇り空ですが、気温は低めなので、蒸し暑いということはなさそうです。

 さてフラボノイドです。ポリフェノールと言っても良いのかもしれません。こういった物質は抗酸化作用があるということは分かり、なおかつ実験によって神経細胞の軸索が伸びるのを促進する作用があるということまでは分かりました。

 特に後半の軸索の伸長を促進させるという記述は脳機能回復にとって重要だなと感じるのですが、ではなぜそんな作用があるのかということが良く分かりません。

 まあ製薬会社の実験だからそうなんだ、と言ってしまえばそれでおしまいですが、やはりもう少し納得のいく根拠が欲しいなと理屈っぽい私は考えてしまいます。

 というわけで、話が専門的になることを覚悟して、もう少しネットを検索してみることにしました。先ず調べたのが昨日の記事に出てきた「ノビレチン」という物質について。

 ネットで検索すると、東北大学の記事が出てきました。内容を見るとかなり専門的で、私にはほとんど理解できません。

 このページで私が理解できたのは、ノビレチンは沖縄で有名な「シークワーサー」に多く含まれているということぐらいですが、このページにはその他の効果として以下の4点があげられています。

・ 記憶障害改善作用

・ 脳コリン作動性神経変性抑制効果

・ アルツハイマー病の原因物質とされるAβの沈着抑制作用

・ 神経成長因子(NGF)様効果
 
 要するに認知症に効果がある成分のようだということですが、気になるのは最後の神経成長因子(NGF)という部分ですね。そこで今度はこの語句について調べてみると、まあとにかく認知症関連のページがザクザク出てきます。

 そんな中で注目したのが「Alzhacker」という怪しげな名前のページ。ここに神経成長因子NGFについて詳しい解説が出ていました。しかし、やっぱり難しい。

 分かったのは、軸索を取り巻いているミエリン鞘を修復する作用があるらしいということ。さらに神経細胞の生存、神経突起の伸長、神経伝達物質の合成に関係するということ。

 一方でデメリットも書かれていますがこれは省略。ただこのノビレチンは神経細胞にとっては有効性の高い物質であるということは、ネットでも多数のページで取り上げられています。

 さらに上記の「Alzhacker」というページでは、この神経成長因子を増やす方法も書かれています。気になる方はリンク先を見ていただければいいと思うのですが、まあともかくいろいろの方法があるようです。

 シークワーサーを食べていれば十分というようなニュアンスのページに比べると、信憑性は高いような気がします。 


ノビレチンを含む食べ物



高次脳機能障害


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