ノビレチンとDHAを組み合わせる

2018.5.31

 柑橘系食品の果皮に比較的多く含まれている「ノビレチン」という物質が、神経細胞の突起の伸長を助ける可能性があるということが分かってきました。

 さらに、その成分が最も多く含まれているのが
シークワーサーという沖縄原産の果実なので、これが体に良さそうだということまで分かりました。

 ただそういった果実のジュース?みたいなものを飲んで、果たしてどの程度効果があるのかということは、学術的、もしくは統計的に調査されてはいないようです。

 あえて言うと、本当にそういった効果があると証明されていれば、それらの飲み物は「健康食品」ではなく「薬剤」として販売されるような気もします。

 ただネットでこういったことを調べてみると、かなり多くの人がシークワーサーの原液を愛飲しているようです。また飲み過ぎの弊害についても調べてみましたが、はっきりとした弊害はなさそう。

 ただ無理やりたくさん食べても余計な成分は排出されると思うので、適量を摂る必要がありそうです。ただしこの適量も当然ながら統計的な多くのデータに基づいているとは思えません。

 一方「
シークワーサー 認知症」というような検索語句を使ってネットを調べると、様々な効果があったというページも出てきました。

 また沖縄で長寿となられた方がシークワーサーを常時摂取しているなんて言う記事も出ています。しかし疑り深い私は、長寿がシークワーサーを摂取しているから成し遂げられたのか、単に温暖な気候や、その他の沖縄独特の食物が長寿を助けていると考えることも出来るなと思ってしまいます。

 つまり因果関係を証明するのが難しいということです。なんでこんなことをくどくど書くのかと言えば、かつて私の妻が悪性リンパ腫で他界した時に、ガンに関する様々な健康食品について調べたことがあり、結局どれもこれも
何となく効果がありそうだけど、それを証明することは難しい、という結論に達したからです。

 ノビレチンについてはどうなのか?以前ロート製薬のページを紹介しましたが、このページは一応大企業のページですから、その根拠もしっかりしているように思え、神経細胞の突起の伸長が認められるという部分から今回の一連の話題を書き進めています。

 ただこのページでは
ノビレチンとDHAを合わせることによって効果が高まると書かれていますので、本気で考えるならこの組み合わせ方法も合わせて調べないといけないなと思っています。

 ちなみにDHAは最近よく耳にする語句で、
青魚(タラ、サケ、イワシ、ニシン等)に含まれている成分で、脳内に多い成分だそうです。(ウィキペディアより)

 またウィキペディアによれば、きちんと証明はされていないものの、その効能も様々あるようで、これを読むと、いわゆる脳細胞の基本的構成要素の成分なのかなという気がします。

 ちなみにロート製薬はノビレチンとDHAを組み合わせた「ノビリンクEX」という製品を今年3月に発売したそうです。ちょっとだけ関心があります。 


DHAを含む食べもの



高次脳機能障害


トップページへ