自家製キューリの効能

2018.6.10

 自画自賛になりますが、自前の畑で作った野菜とスーパーで買った野菜の味には大きな違いがあると思っています。私が自前で野菜を作ろうと思った動機は自身のアトピー
 
 原因をいろいろ調べているうちに、野菜については農薬や化成肥料の影響が大きいのではないかと思い、20年ほど前、アパ−ト住まいだった時、借りていた部屋の前にちょっとだけ土の部分があったので、そこに試しにキューリの苗を植えてみました。

 それほど日当たりも良くない場所で、土の中には石ころも混じっていて、肥料も全く使用しなかったので、まあどうせろくなものは出来ないだろうと思っていたのですが、野菜の生命力はすごいですね。

 思いのほかぐんぐん育ち、手入れの仕方も知らなかった頃ですが、適当に支柱を立てて置いたら、そこを這い上り、いつしか隣家との間にあるフェンスにまでしっかりとつるが巻き付いて、やがて黄色い花が咲いて結実。

 最初は小指の先ぐらいの小さなキューリが出来ましたが、時間が経つにつれ、それがどんどん大きくなり、曲がってはいるけれど立派なキューリの姿に成長。

 頃合いを見て食べてみようと本体を掴んだら、小さなとげが手のひらにチクリと刺さりびっくり。「え?これがキューリなの?」という感じ。

 というわけで、とげのなさそうな茎に近い場所を掴んで、はさみで切断。切ったばかりのキューリを鼻さきに近づけると、昔懐かしいキューリの味がプンプンしてさらにびっくり。

 「へえ〜、もしかしたらこれが本物のキューリか?」と思いながら、恐る恐るとげに注意して水洗い。包丁で切ってみると、包丁がサクッと入って、今までスーパーで買っていたキューリとは明らかに切る感触が異なります。

 切り口もスーパーのものは色白ですが、自家製のものは薄い緑色で、「なんか違うな」という感じ。「こんなに違うんだ」と思いながら、試しに切ったものをそのまま食べてみると、これが実においしい。

 香り、味、食感すべてで「キューリってこんな野菜だったんだ」と感動。これがきっかけになり、徐々に作る野菜の種類も広げ、やがてアパートから借家、さらに今の1軒屋と移転するごとに周辺で土地を借りて様々な野菜を作るようになりました。

 すべては最初に食べた1本のキューリから始まっているわけですが、自家製野菜の鮮度、味に惚れ込み、さらに野菜の旬もわかるようになり今に至っています。

 自家製野菜の場合は、自分が食べる分だけできればいいので、農家とは違い収入には関係ないので、その分手間暇を惜しまなければ、本当においしくて栄養価の高いものが食べられると思っています。

 というわけでキューリですが、ネットを調べると各種の栄養素は少ないようで、その大半は水分ということのようです。ただそれ以外の栄養成分や効能を調べていくと、私自身も気にしている高血圧とか動脈硬化の予防というようなことが書かれています。

 クモ膜下出血の高次脳機能障害軽減のために出来ることというテーマで書き始め、何を食べたらよいのかというような話を進めているのですが、血管の状態を改善するために効果があるということなら大歓迎。ここのところサラダにして、毎日自家製キューリを食べ続けています。 


「健康脳になる」という書籍を読んで



高次脳機能障害


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