ふらつき軽減を目指して体全体を健康に

2018.5.5

 人間のバランス維持(ふらつき軽減)というのは、普段は無意識で行われています。体がちょっと右に傾いたとか前のめりになったといった情報は、平衡感覚や視覚の情報から、ほぼ瞬時に脳に伝わります。

 また脳ではその情報を瞬時に解析し、必要な処置を筋肉系に送り、さらにその情報で体の姿勢が治ったかどうかを再び判断する、ということを日常的に繰り返しているんだろうなと思います。

 そのことを体感したのは、例えばリハビリ病院で両足を縦にそろえて立ち続けるというバランス練習をやるようになってからです。初期の頃はほんの数秒で倒れてしまいましたので、リハビリ病院では歩行練習用の平行棒の間に立って練習を行いました。

 するとともかくほんの数秒ごとに体が揺れるということが分かり、ふらつきがひどいときは、その揺れを修正することが出来ず倒れこんでいくということが良く分かりました。

 というわけで、結局ふらつきを少しでも改善するためには、先ず小脳やその周辺の器官を重点的にトレーニングするとともに、神経系、筋肉系全体のネットワークのバランスも整えないといけないということが分かってきました。

 しかしそう考えると、結局ふらつきを軽減するためには、体全体の状況をレベルアップする必要があるわけで、そのためには・・・と考えたら、何のことはない、基本的に通常の「健康に良い」と言われていることをやるしかないということが分かってきました。

 つまり適度な運動、良質の食事、十分な睡眠、というようなことです。というわけで、そのことに気が付いてから、改めて毎朝のストレッチやウォーキングの重要性に気が付きました。

 また入院中は当然アルコール類は飲めませんでしたので、退院後もそれを継続。結局20歳ごろからひたすら飲み続けたアルコールを63歳で断酒ということになり、以後1年8か月後の現在も断酒を継続中です。

 ちなみに断酒をして副次的効果も実感しています。入院前後で変化したなと自覚したのは、体重の減少。入院当初62kgでしたが、入院後は56kgにまで減少。

 栄養が調整された病院食と、入院中ということでそれほど食べる必要がなかったということなのかなと思いますが、手術後しばらくして測定したら体重が激減してびっくりしました。

 ただ体が軽くなったという印象もあり、同時にほぼ30年間苦しめられてきた血圧も低下傾向となりました。要するにアルコールのつまみやビールによってカロリー摂りすぎの傾向があったのかなと思っています。

 現在の体重ですが58kgぐらい。ウエストが手術前は85cmでしたが、今は82cmでも緩いくらいで、ベルトの穴も詰めました。

 また睡眠時間は退院して自宅に帰ってきた当初は、夜10時に寝て翌朝8時から9時に起きるという、非常に長い睡眠時間でした。仕事はないので、ともかく眠れるなら寝た方が脳の回復に良いだろうと思ったからです。

 しかし時を経て、その睡眠時間も徐々に減少。今は10時半に寝て6時半から7時半にかけて起きる状態です。睡眠時間が長かったころは、脳が損傷を受けなかった限られた細胞でその働きを維持しようとしたため、やはり通常より多くの休息時間(睡眠)を必要としたのではと思っています。




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