「脳のしくみがわかる本」を読んで

2018.5.12

  高次脳機能障害についていろいろ考えていたら、脳そのものの構造や働きについても知りたいなと思い、図書館から「脳のしくみがわかる本」というのを借りてきて、今じっくり読んでいます。

 発売されたのは2007年ですから、すでに10年が経過しています。その後新たに分かったこともたくさんあるのではと思いますが、とりあえず基本的な知識として知っておいた方が良さそうなことが、手際よく図とともに解説されています。

 定価が1400円ですが、アマゾンで見たら中古のものしかなく、それでも価格は700円程度します。レビュー評価も高いようなので、脳に関心のある人は買っても良いかもしれません。



 今は半分程度まで読み進めましたが、最初の図で確認できたのがクモ膜の位置。人間の頭を縦に切断した図が書かれていますが、それを見ると一番外側が頭蓋骨で、その下に三層の髄膜があります。

 髄膜は硬膜、クモ膜、軟膜に分かれているので、クモ膜下出血というのはこの辺りの血管から出血したんだということが分かりました。

 また私の場合の出血場所は、左後頭部の下だと主治医から教えてもらいましたので、どうやら頭蓋骨が首とつながる境目あたりのようです。

 そして「なるほどな」と思ったのは、その左後頭部の内側には小脳が位置していて、その解説には「平衡感覚と筋肉運動の中枢」と書かれています。

 つまり現在感じている最も顕著な高次脳機能障害(ふらつき)は、私の場合やはり漏れ出た血液が小脳に達し、一部の細胞が機能不全に陥ったためだというように理解しました。

 またその先のページを読み進めると、脳というのは良く言われるように右脳と左脳で役割分担があるようで、この時面白いのは右の脳にダメージを受けると、神経が途中で左右反転するため、左側に影響が出るということのようです。

 ということは、私の場合は左後頭部ですから、右側の運動機能に影響が出るということです。そのことが分かってあらためて私自身の高次脳機能障害を振り返ると、右手で字を書くときに、時々考えていたこと以外に勝手に手が動くことがあり、もともと下手くそだった字が、ますます読みにくくなりました。

 またこの右手への影響は、今こうやって書いているキーボードへの文字入力にも影響し、キーを1回押せばいい時に2回押してしまうというような症状がありました。

 さらに右手の動きが悪いため、好きだったクラシックギターの演奏が出来なくなり、フルートも指がもつれるように感じ、「こりゃだめだ」と目下練習を停止中です。

 ただこれまで書いてきたように、めげずに練習を続ければ、新しいネットワークが構築され、多少は元に戻るのではという気がしてきましたので、今は練習再開への意欲が増すのを待っています。(続きます) 
 



小脳の構造から「ふらつき」対策を考える


高次脳機能障害