2018.5.2
「ふらつき」症状の改善ですが、基本は立って歩くことに尽きると思っています。ちなみに私のふらつきの症状ですが、手術後最初に病院で目覚めて、最初はベッド上で生活。
その後車椅子への乗り移ることになり、その頃にふらつきを意識しましたが、それは当初術後に体力が減退したからだと思っていました。ベッド上で起き上がり、車椅子に乗り移ろうとした際、上体を少し倒したら、そのまま前のめりに倒れていくというような感覚です。
ただし、術後一か月ぐらいの記憶は今も朦朧としていて、この時期の体調に関する記憶は曖昧なので、この印象が正しいのかどうかは不明です。
ただその後リハビリを重ね、最初はトイレへの移動、次がリハビリ室への移動となり、さらに車椅子から歩行器を使っての移動へと変わったものの、何となく体がフラフラするという状態は常に意識していました。
たぶんその頃だと思うのですが、主治医にこのふらつきは改善するのか?と尋ねたら、申し訳なさそうに「残念ながら一生続きます」と言われ、ようやく病気の後遺症であることを自覚しました。
その後、歩くたびに常に不愉快に思いながらも、クモ膜下出血の様々な症例をネットで読んで、そういった後遺症があるものの、自分の場合は、むしろ予後はかなり良い方なんだということを自覚しました。
ちなみにクモ膜下出血の場合、手術後一か月ぐらいまでの間にどれだけ適切なリハビリを受けるかが、予後にも大きく影響するそうです。つまり手術後一か月ぐらいは、リハビリの効果が大きく、その後はいくらやってもあまり効果がないということになっています。
しかし手術から2年近くたって、この間のふらつきの改善度を考えると、本当にわずかですが改善している気がします。その証拠は客観的な資料もないのですが、手術三か月半後に退院して自宅に戻り、2階への階段を上ったときの印象が変わったなと感じています。
最初に上ったときは、体が大きく揺らぐのを感じて、思わず階段横に作ってあった手すりに掴まりました。しかし今はあえてつかまなくても上ることができます。
この間、約1年半ぐらいでしょうか。ふらつきを意識しながら、それを改善するために出来るだけ外に出て歩くということを繰り返しています。
また朝起きてからストレッチをするようになりました。特にバランス練習としては、ストレッチの最後に片足立ちや両足を縦にそろえて立つ(タンデム立ち)というトレーニングをするようになりました。
このトレーニングを始めたのは、2016年の11月半ばに自宅に戻ってからすぐです。そしてすぐに記録することを思い立ち、ストップウォッチを購入。
12月9日から記録をつけ始めました。そのデータを見ると12月の平均は右足が47秒、左足が49秒となっています。その後この時間は徐々に伸びていき、半年後の昨年5月の記録は右足が100秒ぐらい、左足が120秒ぐらいとなり、10月になると180秒という記録も出始めています。
今もこれは継続していますが、一応180秒を最大として、そこで計測を打ち切っています。さらにこの値をグラフにすると、きれいな右肩上がりの傾向になっていますので、トレーニングの影響かどうかは不明ですが、少なくとも改善傾向であることは確かです。