脳の活性化は「血流の改善」と「刺激」で

2018.5.20

 昨日夕方ぐらいから気温が下がり、夜は寝やすかったです。ただ結構強い風が吹いていて、今日も朝から青空が広がっているものの、風はまだ吹き続け、半袖では寒いぐらいです。

 一方湿度は低いようで、朝食後に様子を見に行った市民農園の土は乾ききっていました。水を上げて、まあ順調に育っているなと満足して帰ってきました。

 帰宅してネットに接続しヤフーニュースを見たら、朝丘雪路さんが亡くなったというニュースが出ていました。私が思春期の頃、ちょっとアダルトな内容を含んだ11PMという番組で、すでに亡くなった大橋巨泉さんとともに司会を務めていた方という印象が強いです 。

 死因はアルツハイマー型認知症と書かれていて、「えっ?認知症で亡くなることがあるの?」とちょっとびっくり。ちょっと調べてみたのですが、まあ当たり前ですが認知症の原因は脳の機能が少しずつ衰えていくということなので、当然ながらその衰えが脳の中枢部に影響することもあるわけです。

 つまり認知に関わる大脳だけでなく、生命維持に関わる間脳、中脳、延髄という部分が影響を受ける可能性もあるわけで、だとすれば生命維持機能そのものが衰えると考えて良さそうです。

 というわけで、認知症が原因で命を失う可能性もあるわけで、大脳や小脳の一部に障害を生じている私のクモ膜下出血による高次脳機能障害にも、きちんと対処しないといけないなと感じました。

 朝丘さんのご冥福をお祈りしたいと思います。

 さてそんなわけで相変わらず「脳のしくみがわかる本」の中から、高次脳機能障害に関係すると思われる部分で、私なりに気が付いたことをまとめているのですが、この書籍の最後の方に「脳の病気」という章がありました。

 最初に書かれていたのは、脳の重さは年齢とともに減少しているという内容。重さのピークは20歳前後で、70〜80歳では5〜10%減少していると書かれています。

 ではなぜ減少するのか?この本によれば、「脳の血流の低下とともに減少し密度が低くなり脳全体が委縮する」と書かれています。これまでも脳細胞は大人になると減少すると言われていましたが、改めてその原因を考えると「血流の低下」というのがキーポイントであると感じます。

 その結果記憶力や運動能力が衰えてくるという結論になります。私自身、理系なので高校から大学時代にかけて、暗算は割と得意でしたが、そういった瞬時の計算が遅くなったなと感じたのは40代の後半ぐらいだったように思います。

 一方この本には思考力や判断力は年齢による衰えは少ないと書かれていて、その原因はシナプスの分離結合は年齢を重ねても続いているということで、この部分を維持できればもしくは活性化できれば、高次脳機能障害も軽減できると思われます。

 というわけで「脳への血流低下」を改善し、さらに「脳への刺激を与え続ける」ということが、高次脳機能障害の改善に役立ちそうだというのが今日の結論です。


血圧管理より動脈硬化対策



高次脳機能障害


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