「健康脳になる」という書籍を読んで

2018.6.10

  市民農園の自慢話?ばかり書いていてもしょうがないので、今日は別の話題を。脳機能改善ということに関心を持って、このところ図書館に行って脳機能に関する書籍を借りて読んでいます。

 こういった新しい知的作業も脳細胞に刺激を与えるという意味では重要なんだなということを認識するようになりました。要するに脳細胞を分裂増殖させ、新しいネットワークの形成を促すためには、新しい知識や体験にどんどんチャレンジしないといけないということです。

 というわけで先日借りてきた本が「物忘れは怖くない!健康脳になる」という書籍。2009年の出版で著者は米山公啓という医学博士。以下アマゾンへのリンクですが、中古本は1円からあるようです。



 図書館で手に取ったとき、ヤケにきれいな本だなと思ったのですが、読んだ人はあまりいないようです。内容は前半が脳の働きについての基礎知識。

 後半はそういった働きを改善するための具体的な食生活やトレーニングについてまとめられていて、難しい専門用語がほとんどないので割と読みやすいです。

 というわけで、現在8割ほど読み終わりましたが、その中の記述で重要だなと思ったのは以下の点。

・ 脳はその重量が小さい割にエネルギー消費量が大きいので十分な栄養が必要

・ 栄養の中で低血糖は脳へのダメージが大きい

・ 糖を体内に蓄えるにはビタミンB1、B12が必要 

・ 朝食抜きは最悪

・ 脳を元気にする栄養素はオメガ3脂肪酸

・ 脳を元気にするサプリはクルミ、ブルーベリー、イチョウ葉エキス

・ 食べ物は噛むことによって脳を刺激する

・ 脳を活性化させるのに最適な運動はウォーキング

・ 本人が希望しないストレスは脳を壊す

・ 健康脳のために普段から五感を駆使する

・ そのためにあえて一つの感覚を遮断する(この具体例が興味深かったです)

 といった内容です。あと少しで読み終わりますが、全体に共通していることは、脳は何歳になっても発展的余地があるということで、そのために十分な栄養を脳に供給するとともに、新しいことにどんどんチャレンジして刺激を与える必要があるということです。

 読みながら「そうかあ、やっぱり全く新しいことをやってみることも必要だな」と感じ、ちょっと違った観点で自分の行動を見つめなおす必要もあるなと思いました。具体的には、たまには美術館でも行って、絵でも見てこようかなと思います。 


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