浣腸体験の顛末

2016.9.30

 浣腸をしてもらい、何やら下腹部でうごめきを感じ慌ててトイレにこもりました。何とか便座に座り込み、「やれやれこれで何が起きても大丈夫」と安心した瞬間、下腹部のうごめきが消えていきます。

 「????なんじゃこれは?浣腸の効果はどうなったんだ?」と思って次の展開を待ちますが、どうやら私の便秘はかなりしつこいようで、予想していた様子とはだいぶ雰囲気が異なります。

 「う〜ん、これは困った。恥ずかしい思いをして、便意まで感じたのになんちゅうしつこい、強固な便なんだ。こりゃさらに浣腸を追加か」と思いだしたころ、ようやく動きが。

 便座に座って約5分。最初に出たのが情けない、息が漏れるようなおなら。さらにプププという音が聞こえ、やがて少しずつ便意が。「あっこれなら出るかも」と思ったころ、ようやく最初の便がちょこっと出ました。

 いわゆる直腸の出口付近でスクラムを組んで出るのを阻止していた便の一部だと思われますが、ついにその牙城の一角が崩れたということだと思います。

 それを合図に、その後続部隊の一団が出てきて、にわかに忙しくなってきました。しかし後続部隊の一団が通り過ぎると、再びおなかは沈静化してしまいました。

 ただこの一団が出たことでおなかの圧迫感はかなり薄れ、「これなら一段落だ」と思えたので、とりあえず量は不十分ですが「こんなもんだろう」と判断してトイレを出ます。

 「やれやれようやく出たか」といったんトイレを出て部屋で静かに過ごしていると、今度は数時間ごとに便意が押し寄せ、そのたびにトイレへ。

 どうやら浣腸と言うのは爆発的に作用するものではなく、数時間ごとに断続的に作用するものだということが分かってきました。便意があるたびにトイレにこもっていると、結局数日分と思われる量が出ておなかはすっきり。

 ただ夜になって寝ているときでも時々便意を感じるので、その都度トイレに行かなくてはならず苦労しました。翌日(昨日)午前中に少し名残があって、それが終わるとピタッと便意はなくなりました。

 というわけで昨日は快適な1日でしたが、午後に転院に向けた医師からの総合的な説明があり、これを聞いていささかがっくり。まだまだ試練は続くんだなというのが率直な感想。


ここまでのまとめ



第1章 発症から退院まで


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