クモ膜下出血は迅速さが勝負

2016.10.4

  リハビリ病院での生活は、7時半に夕食を食べると、それ以降にリハビリはありませんので基本的に暇です。何もすることがないので、ぼ〜っとテレビを見るか、ネットを楽しむしかありません。

 ただ日中リハビリをまじめにやると、8時を過ぎると疲れが出るのか、急に眠くなってきます。新たにブログを書こうという意欲もわいてきません。

 テレビは、バラエティ番組を見ていてもゲラゲラ他人を小馬鹿にするような内容が多いので、これでは見る価値がないやと思ってしまいます。

 そう思ってベッドの上で横になっていると、8時を過ぎると眠くなってきます。「まあいいか。疲れもあるし、筋肉痛もあるので早めに寝るか」、と思って電気を消していると、しばらくすると自然に寝ています。

 ところが早く寝た分、よほど疲れていない限り目が覚めるのも早い。自宅で生活していたころは11時就寝、6時〜7時に起床と言う生活でしたが、それがそのまま数時間前倒しになります。

 というわけで今日はなんと4時に目が覚めてしまい、しばらくベッド内で頑張っていたのですが、ついに諦めて起きだし、これを書いています。

 というのも寝ているとき、くも膜下出血が起きる場合、数日以上前から予兆と思える事象が起きるのかということが気になっていたからです。

 自分自身の体験を振り返ってみると、「ある晩突然に」という語句がぴったりあてはまるので、予防は難しいなと言う印象です。実際ネットで調べてみると、突然の激しい頭痛という語句から始まることが多く、その前触れはほとんどないようです。

 だとすると激しい頭痛と感じたとき、いかに早く行動できるかというのが、その後の経過を左右するということで、実際私の場合何人ものリハビリの先生から、頭痛から救急車を呼んで病院に搬送されるまでの時間が勝負でしたと言われました。

 しかしちょっとした頭痛で救急車を呼んでいたのでは救急隊員に申し訳ないという思いもあり、このあたりの判断は難しいなと思います。

 私の場合は頭が痛いというか、異常だなと感じて飛び起きてから、約10分ぐらいのあいだに症状がどんどん進行する印象でしたから、そういった頭痛は危険だということです。

 実際最初に家に到着した救急隊員からの質問は、割と落ち着いた質問でしたが、私が頭が痛くて気を失いそうだと分かったころから、質問が緊迫化し、動きも慌ただしいものになりました。

 結局飛び起きてから30分ぐらいで病院への搬送になったわけですが、これが1時間を越していれば、今は後遺症に悩まされていたかもしれません。対応が1分1秒を争う病気だということがよく分かりました。


当たり前の動作ができない



第1章 発症から退院まで


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