退院前の家庭訪問

2016.10.14

 ここの病院の食事は個人の部屋で食べるのではなく、いわゆる食堂のような場所に時間ごとに集まって食べています。これだと患者さんは自力でそこまでいかなくれはならず、ある意味リハビリになっているのでは思われます。

 中には病室から付き添いの方と一緒に来る人もいるようなのですが、それ以外の人は自分で移動していますので、看護師さんたちの手間暇も少し楽になっているのかもしれません。

 そんな人が私のフロアには40人ほどいるようなのですが、その中かさらに6人の選抜メンバーが選ばれています。この人たちは精神的に安定し、自力で歩行でき、移動に介助を必要とせず、食事のルールを理解しています。

 要するに体がちょっと不自由なだけで、あとは全く問題のない人になるわけですが、この栄えある?選抜メンバー6人の中に私も選ばれていいます。

 時間が来ると食堂に行き、他のメンバーと談笑しながら食事をして帰ってくるという優雅な生活?です。食事はセットになっているものが、時間になると運ばれて来るのですが、人によって若干メニューの内容も異なるようです。

 私の場合はご飯が少し多めになっています。パン食を好む人もいるみたいです。

 飲み物はお茶等があるのですが、これも基本的に急須にお茶やお湯をいれ、各自の容器にお茶を入れるのも自分たちでやっています。リハビリ代わりだと思っています。

 というわけで、いわゆる軽症の人が集まっているグループだと思うのですが、最近このグループの数名が次々と外泊をしています。どうやら退院向け準備のようですが、話を聞いてみると結構手続きが面倒みたいです。

 実は私も来週の月曜日に、退院に向けた第1回家庭訪問?が予定されています。(数回あるみたいです)

 これまでの病院では「じゃあ退院します」と病院側に伝えて、適当な日に退院すればよかったのですが、療養型病院の場合は退院後の生活に病院がかかわるみたいで、実際の手続きは結構面倒みたいです。

 次回の初めての家庭訪問(17日の月曜日)ですが、私と一緒に病院スタッフが数名自宅に行くそうです。最初何を大げさなと思っていたのですが、どうやら療養型病院からの退院は、本当に退院してから自宅でまともな生活が出きるのかということを確認する必要があるみたいです。

 ではどんなことをチェックするのか?これはまだ体験していないので一緒に食事をしている人たちから情報収集をしていますが、要するに基本的には動線の確認です。

 つまり、玄関からリビング、寝室、キッチン、バス、トイレ等がスムースに移動できるかということを、複数の目でチェックするということのようです。


リハビリ病院からの退院



第1章 発症から退院まで


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