MRI検査が必要

2016.11.28

 今日は久しぶりに大学病院に行って来ました。別段どこかが悪くなったわけではなく、リハビリ病院を退院したら再度来てほしいと言われていました。

 予約した時間に受付に行くと、すぐに手続きが終わり呼ばれるまで待っていてくださいとのことでした。少し早目に到着したので、まあ長期戦になるだろと思っていたのですが、5分ぐらいしたらすぐに受付でもらった呼び出し機が点灯し、○○番の窓口へとなっています。

 しかし○○番がどこにあるのかさっぱり分かりません。通院等で何回も来ている人は分かっているのでしょうが、退院後初めて来た受付なので場所が不明。

 看護士さんに尋ねて何とか場所を教えてもらいましたが、座った場所のすぐ近くでした。ただ陰になっていて分かりにくい。ドアをノックすると「どうぞ」という声があり中へ。

 手術でお世話になった先生と二か月ぶりの対面です。私は覚えていましたが、たまたま私が長く伸びていた髪をバッサリ切って坊主に近い状態にしたため、最初はちょっと分かりにくかったようです。

 「その後いかがですか」という問いかけに、「良くも悪くもなく順調です」と訳の分からない返事をして、気にかかっていたことを質問。

 「時々ふらつくことがあるのですが、これはしょうがないことでしょうか」と聞いてみると、予想していなかった返事が戻ってきました。それは「○○さんの場合は、分類上かなり重度のクモ膜下出血だったため、少なからず小脳への影響が出ている」とのことでした。

 以前も似たようなことを言っていましたが、私の場合血管の通り方が独特で、通常の方法では手術が出来ず、通常とは違う方法でやらざるを得なかったという事です。

 ある意味手術の自慢のようにも思えますが、大変困難な手術だったという事を言いたいだけなのかもしれません。そして「そのためめまいや浮遊感といった運動機能への影響が出やすい」という事のようです。

 その意味では重度のクモ膜下出血から生還して、日常生活に支障のない範囲でふらつきを感じる程度なら万々歳という事なのかもしれません。

 そこで、これは「今後治るのか」、それとも「一生の付き合いになるのか」と聞いてみると、「基本的には治らない」ということのようです。ただその症状に慣れが生じるので、気にする人と気にならない人に分かれるという事でした。

 という事は「まあこれはしょうがないんだ」と受け入れざるを得ないようです。曲がりになりにもそういった感覚があるにせよ、日常生活が著しく阻害されているわけではありません。気にするか気にしないかというレベルだと思われます。

 しかし問題はもう一つありました。実は出血した血管の近くにもう1本心配な少し細い血管があるようで、これはMRIを撮って調べないといけないという事でした。この血管の存在が気になってリハビリ病院退院後にもう一度来るようにという指示が出ていたようです。

 というわけで、来週もう1回病院に行ってMRIの撮影となりました。その結果異常がなければ、とりあえずすべての治療が終了。もし問題があるなら、再手術の可能性ありだそうです。

 もうすでに治った気でいるのに、再手術という言葉にちょっとショックを受けましたが、とりあえずMRIをやってみるしかないです。来週月曜にまた行くことになりました。


脳にバイパスが出来るまでが勝負



第2章 退院後の生活


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