リハビリは継続しないと意味がない

2016.12.6

 MRIの結果は問題ありませんでした。すでに人一倍自身の体調に敏感な私が、普段通りに近い生活を送ることができているので、特に問題はないだろうと思っていました。

 ただ発症半年後ぐらいに再度検査した方が良い場合があると説得され、もう十分じゃないかと思ったものの、来年2月にもう一度検査をすることになりました。

 ちょっと面倒な検査で、泊を伴うそうです。2泊3日の検査入院となる予定で、なんだかいつまでたっても疑いが残って検査が続くんだなという印象を持っています。

 しかしそれをやらないと周辺の血管で危ない部分があるかもしれないなどと言われると、やはりやらざるを得ないのかなという気になります。

 正直に書くと大学病院なので、ある意味研究対象としていろいろな検査をやっているのではという疑いを若干感じてもいるのですが、まあ担当医が誠実な人みたいなので、今のところはやろうと思っています。

 というわけで、リハビリ病院を退院後3週間が経過。この間、普通の生活に戻っていますが、朝起きたらリハビリ病院で学習した腰痛体操と立位体操(立った状態でやる体操)を30分ほど行い、夜寝る前にはベッドの上でできる腰痛体操を20分ほどやって寝るようにしています。

 これらの効果がどの程度あるのかは、いわゆるトレーナーという客観的に評価してくれる人がいないのでよく分かりません。自分の感触だけが頼りです。

 しかも1日や3日、一週間という短い単位ではほとんど変化がありません。一方一か月二か月という単位になると、明らかに違ってきたぞという印象もあるのですが、最初の頃の感触を忘れていたりします。

 それでも退院後に苦労して履いていた靴下(手術後は座った状態では足も曲がらず、手が足の指の先端まで届かず、ベッドに寝っ転がって横向きになった何とか履いていました)を、最近は片足立ちで立ったまま、体を壁に持たせかけ靴下をはくという事が出来るようになりました。

 これは入浴の時助かります。脱ぐ方も履く方も、以前と比べると格段に進歩したなと実感できます。まあ健康な人から見れば馬鹿馬鹿しい話ですが、なってみるとその苦労がよく分かります。

 結局人はその立場にならないとなかなか他の人の苦労は理解できないものだなと思いますが、そんな中、理学療法を志す人たちの暖かい励ましの言葉はずいぶん勇気づけられました。

 というわけで、褒められることを願っているわけではありませんが、人とのコミュニケーションが大事で、なおかつリハビリは継続しないといけないという事が実感として分かってきたので、今後毎週日曜は基本的にリハビリ病院のトレーニングルームに通う事にしました。

 実はもっと近いところに、さらに安く設備を利用できる場所もあったのですが、そこはどちらかというと身体的能力を増強させるという意味合いが強く、病気からのリハビリという目的から外れるような気がしました。

 月8000円ぐらいかかるみたいですが、お金よりも健康ですね。


リハビリ体操を継続中



第2章 退院後の生活


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