手術後の血圧上昇過程

2016.12.19

 さて血圧ですが、とりあえず落ち着きました。何が効果があったのかは不明です。ここまでの流れを見てみると

 クモ膜下を発症する前は(8月ぐらい)普段の血圧が降圧剤を服用して130〜150/85〜100ぐらいだったような気がします。その後8月下旬に突然クモ膜下を発症し、緊急入院。

 手術を経て2週間ほどベッド上で生活。この間食事量も激減。運動は歩くのがやっとの状態で、ほとんどがべッドの上で過ごしましたので体重も激減し62kgから56kgへ。

 ベッド上で自分の体を見下ろすと、腹は引っ込み、腰回りの肉がげっそりと落ち、太ももは骨に肉がくっついたような状態でした。たった2週間でこんなにも変わるものかと愕然としました。

 ただ良いことが一つありました。それは血圧が下がったこと。最初は血圧計を見て、「壊れているんじゃないか」と目を疑いました。何回測っても100〜120/65〜85ぐらいだったからです。

 いろいろ考えて、やはりこれは体重減少で心臓の負担が減ったためだろうと判断。そう考えると、身長-110が適正体重だななんていう方程式はうそっぽい。(私の身長は172cm)

 つまり私の場合はやせずぎぐらいの体重が、血圧は適正値になるという事です。その後リハビリ病院に転院して、運動量も増えましたが、食事量は厳正に管理された結果、体重は56kgを維持。

 血圧も時おり上が130を越えるときもありましたが、だいたいは105〜120ぐらいで、下は60〜80ぐらいで至って順調。そんな中リハビリも順調にこなし、少しずつ食事量も増えていきました。

 しかし体重はほとんど増えず、食べた分のほとんどはリハビリ等の活動エネルギーに費やされているのではと判断していました。

 そして11/14にリハビリ病院を退院。自宅に戻って、食事に気を付けないとと思いつつ、好きなものを食べられる環境というのはありがたいと思い、食べ過ぎないように注意しながら徐々に普通の食事へ。

 すると少しずつですが太ももの筋肉が回復する傾向が見え、更にウエストも一時期10cmぐらい細くなったものの、それが回復傾向に。やはり食事は大事だなと思っていたのもつかの間。

 退院から1週間後の夜、血圧は一時的ですが151/90という数値を示し、元の状態に戻る傾向が出てきました。同時に心配になって体重を測ってみると57kgとなっていて、1kg増加。

 「やっぱり体重の影響は大きいのか」と思い、反省して1回の食事量を減らすように意識。いつの間にか腹8分目だったのが9分目10分目の量になっていたようです。

 しかしまだ腹に余裕があって、目の前においしい食べ物があるのに、そこで箸をおくというのは相当な意志の力が必要です。これでパートナーがいれば、「食べすぎだからもう終わり」という指示が飛ぶところですが、一人だとそうもいきません。

 結局妥協できるギリギリ腹9分目あたりを意識して食事をする回数が増えました。しかしこういうのは血圧や体調には良いのでしょうけど、精神的には不満がたまりますね。

 それでもしばらくは小康状態でしたが、リハビリ病院退院一か月後の12/14の朝。寒かったせいもあると思いますが、なんと164/100という数値を記録。

 さらに16日には180/105というめちゃくちゃな数値が出て、これは本格的に血圧対策に取り組まないと、クモ膜の再発が心配というところまで追い込まれ、それで慌ててこのブログに書いたような対策を始めました。(ちなみにこの時は前日降圧剤を飲み忘れたようです)

 さてその後の結果はどうだったのか。明日まとめようと思います。 


上がりかけた血圧を下げる方法



第2章 退院後の生活


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