ストレッチは血圧に効果がある

2017.2.9

 昨日は午後からストレッチ体操をしていました。これに出かけると片道30分、体操2時間で、だいたい午後の半日がつぶれます。というわけで更新ができませんでした。

 体操施設ですが、くも膜下出血で入院した二つ目の病院に併設されています。全人的な健康を目指す病院のようで、通常のリハビリ室の横に学校の教室一つ分ぐらいの部屋があり、そこにトレーニング用のマシンが置かれています。

 私はいつも空いている時間帯に出かけるようにしているのですが、混んでいる時は老若男女30人ぐらいの人がトレーニングに励んでいます。

 私のようにこの病院に入院して隣の部屋でリハビリに励み、退院後そのままこちらの部屋に移行してトレーニングを続けている人が大勢います。

 当然ながら手や足に障害が残っていて十分に動かない人も大勢いますが、そういった人たちが必死になってリハビリを行う姿は励みになります。

 というわけで、部屋に入って最初にやることは別室の小部屋で着替え。といっても上をポロシャツ、下が体操着のジャージに着替えるぐらいです。次にやるのが血圧測定

 だいたい寒い外から入って来て測定しますので、ちょっと高目に出ることが多いのですが、昨日は143/85でした。高い時は上が150以上あるときもありました。

 150を超すとさすがに、この状態で体操をやっていいのかなと心配になります。ただ血圧測定の後はマットの部分で柔軟体操を行う流れになっていて、これをやると血圧は上下ともに確実に5〜10下がります。

 そういったことが分かってきたので、ビデオを見ながら行う15分ほどの柔軟体操の重要性が分かり、手を抜かず念入りにやるようになっています。

 具体的にやることは簡単で、曲がる部分をより曲げて、反らせる部分を痛くない範囲で反らせます。手を水平に上げて、そのまま開いて肩甲骨を動かすなんてのはやっていて実に気持ちがいいです。

 手を鎖骨部分にあてて、そのまま肘をぐるぐる回すと肩の運動になりますが、これもパソコンを使って肩こり気味の私には気持ちが良いです。なるべくゆっくりと、更に動く領域を広くと意識すると良いみたいです。

 15分ほどで一通りのストレッチが終わるのですが、それが終わったあともう1回血圧測定。高血圧でなければそんなに頻繁に測定する必要はないみたいですが、効果を確かめたいなという誘惑があります。測ってみると、昨日は110/78と劇的な効果でした。

 気を良くしてまずは自転車こぎを20分。有酸素運動に良いと言われているもので、本来なら屋外で自転車に乗ったほうが良いような気もしますが、寒いのでやむを得ません。

 ただこの屋内自転車の良いところは、漕いでいる負荷を変えられたり、速度や消費カロリーが分かったりすることで、この数字は毎回記録していますが、前回よりも数値が伸びると気分もいいです。

 ただ意識的に伸ばそうとは思っていません。マイペースで気持ちが良いと思えるスピードで漕ぐようにしています。20分漕いで、だいたい60〜80wのエネルギー消費量だと思います。(単位が違っているかもしれません)

 それが終わると、6種類のマシンを使って、腕から肩、胸、背中、腹、太ももといった各筋肉を順番に鍛えていきます。鍛えると言っても歯を食いしばって重いものを持ち上げるようなことはしません。

 こういったトレーニングをやる前はそういったイメージを持っていたのですが、実際に、自分ができる範囲よりもほんのちょっと負荷を多くして行うのが基本という事で、おもりの負荷も体力に合わせて変えられるので、非力な私も十分楽しめます。

 最後に再度自転車こぎをやり柔軟体操をするとちょうど2時間が経過しています。学校の体育は2時間もやると、運動の苦手な私はへとへとになりましたが、こういったリハビリだと心地よい疲れを感じます。

 終了時に再度血圧を測定したら128/80と、運動の余波で少し上がっていました。しかし高血圧気味の私としては理想的な血圧です。夜もベッドに入るとあっという間に寝てしまいますので、運動は本当に大切だなと感じます。


ようやく血圧が安定



第2章 退院後の生活


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