言語療法士のリハビリ

2016.11.1

発音編 

 言語療法のリハビリの分野では構音というようですが、聞きなれない言葉なので言い換えました。

 どんなことをやるのか?いまだに「これが本当に役に立っているのか?」と疑問を感じる部分もあるのですが、発音練習ですから先生の指示に従っています。先ず最初にやったのが「パ」の発音です。

 「パパパパパ・・・・」と言い続けます。時間は5秒ぐらい?この中でしっかりと「パ」と発音し、何回も繰り返します。「パ」が終わると「タ」だったと思います。「タ」の次は「カ」、そして最後が「ラ」です。

 小さな部屋で男が二人で「パパパ・・」とか「タタタタ・・・」「カカカカ・・・・」「ララララ・・・・」と言っている図は何とも奇妙。しかし先生は大まじめですから私も必死。なるべくはっきりした発音でできる限り早くを心がけます。

 次にやったのが舌の動きと発音。「ア〜〜〜〜」と声を出し、数秒後に「ウ」という音で声を停めます。要するに「ア〜〜〜〜〜ウ」です。これを繰り返します。

 さらに舌を出して右へ。続いて左へ。つまり舌の左右運動。これを20回ぐらい。それが終わると、舌を上に出し、続いて下へ。つまり左右運動に続いて上下運動です。

 最後に口を閉じてほっぺたを息で膨らませ、続いて息をすってほっぺたをへこませるという運動を繰り返します。首のストレッチから初めて、ここまで一通りやって20分ぐらい?そんなに時間はかかりません。

 これで発音に関する基本的な動きが出来たことになるようで、ここからが本番。

 最初はテキストに書かれた語句を読む練習。特定の言葉で引っかかることが判明。一度引っかかると、直そうと意識しても同じように引っかかるの不思議です。

 ただそういった語句は少ないので、すぐにテキストではなく、実際の新聞や雑誌を呼んだりする実践練習です。しかしこれまたある特定の文章で引っかかる。

 しかも引っかかる言葉の共通性がないみたいで、先生も少し対応に苦慮している様子。しかしこの障害はその後もろれつの回りにくさとなって、今も少し残っています。



言語障害を克服するために


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