北陸3泊4日旅行とMRI検査

2017.8.27

 前回更新した8/6以降、結構いろいろなことがあって更新できませんでした。

 まず高次脳機能障害の症状が少しずつ軽くなっていることに気をよくして、これなら数泊の国内旅行にも行けるのではと思い、15日から3泊4日で、昨年開通した北陸新幹線を使って金沢、富山一人旅をしてきました。

 実は石川県は両親の生まれ故郷で、先祖代々のお墓もあるので、墓参りを兼ねています。いつもは車で行くのですが、今回は体力的なこともあり、また新しい新幹線に興味があったので利用してみました。

 我が家からの最寄り駅は大宮駅ですが、乗ってしまえば2〜2.5時間で金沢に到着するので、その昔8時間かけて列車で移動していたことを思うと隔世の感があります。

 ただその分あっという間に着いてしまうので、旅の旅情は少し失われたなと感じました。宿泊はいつものようにビジネスホテルで、最初は金沢3連泊の予定でしたが、3泊目のホテルが見つからず、結局富山泊となりました。

 旅行そのものは、おいしいものをたっぷり食べ、金沢特有の魚介類と和菓子のお土産を購入し、満足できる旅でした。ただ初日は旅行への興奮からか、若干の寝不足もあり、血圧が上昇気味となり、血圧計も持参しましたが久しぶりに150/90というような値が出ました。

 というわけで2日目に、一か月ほど中断していた降圧剤アバプロの一番少ない量25mgを服用。すると血圧上昇時に感じていた不快感が嘘のように消え、やっぱりまだ降圧剤が必要なんだとがっくりしましたが、まあ気分的に良くなりました。

 以後そのまま飲みずつけていますが、だいたい120〜135/80〜85という血圧が維持できていますので、まあ我慢して飲み続けるしかないなと思っています。

 ただし血圧は良くなりましたが、降圧剤服用直後からふらつきの度合いというか感覚が少し強くなったような気がします。といってもこのふらつきの程度は数値では表せませんので、あくまで感覚です。味覚障害やろれつの回りにくさにはそれほど変化は感じません。

 というわけで、血圧に注意すれば3泊4日程度の国内旅行には行くことができるようになったと、少し自信が付きました。

 そして24日。昨年手術を行った大学病院で、術後1年目のMRI検査を受けてきました。MRIは、検査中周囲でかなり大きな音がするやかましい検査ですが、放射線もなく、痛い検査でもないので、受けるのは気楽です。

 MRI撮影後主治医と話をしてきましたが、手術を行った血管は完全にふさがって血液の漏出はないとのことでした。要するにほぼ心配のない状態だということですが、私の場合動脈硬化や血管の曲がり具合が人よりも複雑になっているようで、ちょっと気になる場所が他にある、ということでした。

 画像も見せてもらいましたが、確かに血管がくびれているような場所があり、こりゃこれからも血圧に注意して、血管の内壁を丈夫にするような努力をしないといけないなと思いました。

 ただ全体的には良好ということなので、「飛行機に乗って海外旅行に行けますか」と聞いてみると、「問題なし」とのことでした。同じ質問は半年前のMRI検査でも行っているのですが、その時はいまいち確信が持てませんせんでした。

 今回は事前に北陸旅行を体験したこともあり、「これなら海外に行けそうだ」と確信を持つことができ、現在ハワイ旅行の準備中です。

 ハワイに行ったら、十分のんびりして、血管を強化するような果物をたくさん食べてこようと思っています。


手術1年後の高次脳機能障害の現状



退院後の生活


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