フラボノイドのはたらき

2018.5.28

 脳細胞の増殖や軸索の伸長を促すためには何を食べたらよいのかということを調べたら、フラボノイドとオメガ3脂肪酸という語句が見つかりました。

 ちなみに、ここのところ少し大きな本屋さんに行って、高次脳機能障害や脳の回復、理学療法や作業療法といった語句に関連するような書籍を見ているのですが、それらに大きく関係しているのが認知症ですね。

 要は、脳の機能回復ということは、認知症の改善にも役立つということのようです。一方で、昨日だったかヤフーのニュースに出ていましたが、大きな製薬会社が認知症改善に関する薬の開発を断念したという記事が出ていました。

 つまり現代医学の薬では、アルツハイマー等の認知症の改善が見込めないということで、厳しい記事だなと感じました。その意味では日常生活の中で、地道に努力するしかないということになりそうです。

 というわけでフラボノイドです。先ずウィキペディアで「フラボノイド」について調べてみました。しかしその解説文は、有機化学の知識がないと理解することはほぼ不可能ですね。

 ただその中でわずかに分かったのは、栄養関係でよく耳にする「ポリフェノール」という有機化合物の代表例の一種だということです。また天然に存在する有機化合物であり、その化学的な構造のバリエーションを考慮すると7000種以上あるということです。

 またこれらのフラボノイドを豊富に含んでいる食品として書かれていたのは、チョコレート、ココア、緑茶、紅茶、ワイン、ジャバラ(ミカンの一種?)、ハチミツだそうです。
 
 さらに「健康長寿ネット」というサイトでは、このフラボノイドの種類と効果がまとめられていて、まず植物色素の一種であるとともに、植物自体を紫外線や害虫から守るという作用もあるようです。

 ではどうやって守るのかと言えば、その作用や効果という項目にまとめられていて

・ 抗酸化作用

・ 免疫力アップ

・ 老化防止(アンチエイジング)

・ ストレス緩和

・ 血液サラサラ

というような効果があるということで、どうやらその根底にあるのは、体内で発生する余分な活性酸素を取り除く抗酸化作用があるということのようです。

 しかしこれだけではフラボノイドが脳の細胞分裂を活性化するということにはならないような気もします。ただロート製薬のページでは、フラボノイドの中の「ノビレチン」という物質を「DHA」と組み合わせると、脳細胞の樹状突起が伸びるという実験結果が示されています。 


ノビレチンとは



高次脳機能障害


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