脳機能改善に良くない食べ物

2018.6.5

 脳細胞を知的好奇心で刺激すると同時に、ノビレチンやDHAを摂取すれば、脳細胞が分裂、もしくは新しいネットワークが形成される可能性があるということが分かりました。

 次に思ったのが、脳細胞やネットワークづくりに必要な材料、すなわち食べ物や栄養はどんなものだろうかという疑問です。さらにいえば、逆に脳細胞の分裂等に弊害が生じる恐れがある食べ物は何かということです。

 そう思ってネットで調べてみると、ともかくいろいろな食べ物が出てきます。ただし多くのページでは「これが良い」と書かれているだけで、その科学的根拠までしっかり書かれているものは少ないようです。

 その意味では、やはり信じる者は救われるという、宗教的な意味合いが強いなと感じます。さらに一部のページでは、そういった栄養素を効率的に摂るためにサプリメントが良いと書かれています。

 もちろんもしかしたら効果があるのかもしれませんが、私にはどうしても商業的なニュアンスが強く感じられ、先ずは自然の食品から摂取するのが一番だろうと考えてしまい、結局堂々巡りです。

 というわけで発想を変えて、脳細胞増殖もしくは機能改善に弊害のある食べ物や習慣について調べてみました。結果は以下の通り。

・ 食事を抜く

・ 水不足

・ ビタミン不足

・ ストレス

・ 飲みすぎ、食べすぎ

・ 運動不足

・ 動物性脂肪の摂りすぎ 

 この最後の項目に関連して、具体的な食品名が書かれているページも多くあります。すなわちバター、マーガリン、チーズ、菓子、揚げ物、ファーストフード、ポテトチップス、サラダドレッシング(オリーブオイルは除く)、ケーキ、ピザ、ドーナッツといったもので、要するに脂っぽい嗜好品ということになりそうです。

 またこれらの食品の共通成分として書かれていたのがトランス脂肪酸という物質。ウィキペディアでこの物質の説明を読んでみると、なんだかよくないことばかり書かれていて、「これはやはり摂りすぎは良くないな」と感じました。

 ただ嗜好品については、時にとてつもなく食べたくなる時がありますので、すべてを完璧に遮断するということは不可能のようにも思えます。

 しかし心疾患等に関係することが明らかと書かれていることから、やはりほどほどに、もしくはクモ膜下出血経験者としては、出来るだけ避けた方が良さそうだなという気がします。
 


脳機能改善は認知症対策と同じ



高次脳機能障害


トップページへ