2018.6.18
病気以来2年近く、朝起きたら30分ほどのストレッチを実行し、暖かいときはなるべく歩くようにして、ともかく少しでも体を動かすということを意識しています。
またほぼ40年間毎日飲み続けたアルコールを断酒。当然ながらアルコールと一緒に食べ続けた高カロリーのつまみ類も食べなくなり、さらにすでに書いているように果物摂取量が極端に少なかったなと思ったので、毎朝食後にリンゴを1個。
夏場の時期外れ時にはバナナやパイナップルといった果物を食べるようになりました。その結果ですが、体重は手術前の62kgから、手術後は一時期56kgまで低下したものの、現在は58kg前後になっています。
それでも20代で就職したての頃は55kgに達していなかったと思われるので、当時よりは増えていますが、30代で仕事のストレスが激増し、暴飲暴食に走ったときは68kgまで増加。
この頃から健康診断では、血液検査の数値に「要精密検査」のマークが数多くつくようになりましたので、振りかえってみるとストレスによる暴飲暴食は最悪だなと今になって感じます。
それはそれとして63歳でクモ膜下出血となり、その後2年間近く、なんとしても再発は避けたいと考え、自分なりに健康について気を使うようになっています。
そうやって気を使って常に自分の体調を意識して分かったことが一つ。それはどんなに毎日健康に気を付けていろいろなことをやったとしても、すぐに効果が表れるということはほとんどないということです。
ストレッチで良く感じますが、手術直後に始めたストレッチでは、そもそも入院でベッドでの寝起きが多かったため、最初はともかく体が硬くなっていました。
しかしストレッチにより1週間単位で体がほぐれていくことを感じましたが、その先が大変。いくらやってもなかなか効果らしきことを実感できません。
それでもめげずに曲げたり伸ばしたりして一か月後にふと過去を振り返ると、「そういえば以前より曲がるようになったかも」ということに気が付きます。
つまり食生活や運動によってある程度体の変化が起きるものの、それを実感として捉えられるようになるためには少なくとも一か月、場合によっては数か月、通常の場合は半年とか1年という時間単位で少しずつ変化していくということです。
しかし人間は何かを実行すると、すぐに結果を求めたくなりますので、ちょっとやってみて効果が感じられないと諦めてやらなくなってしまうことも多いです。
問題はその気持ちをどうやって克服するかですね。私も毎朝ストレッチをやっていますが、時に眠たいこともあり、またこんなことをやって本当に効果があるのか?と自分を疑う気持ちもしょっちゅう湧き出てきます。
そういう時はいつも半年前、1年前の自分の状態を思い出して、「あの時よりはず〜っと良くなっている」ということを思い出して、「だから続けなくてはいけないんだ」と自分を奮い立たせています。
自分の体調が変化するというのは、早い話が新しい細胞が出来るたびに少しずつ変化していくということですから、細胞分裂の周期を一か月程度と考えると、新しい試みで変化するのは少なくとも一か月かかる、ということになりそうです。