ポリフェノールについて

2018.6.19

 今日はポリフェノールについて調べています。ガンや様々な病気、さらに健康関連のページを呼んでいると必ず出てくるポリフェノールです。

 ワイン等に含まれ、抗酸化作用があって体に良いと言われ、だったら「ワインでも飲むか」と考える人も多いと思います。私は病気以来アルコールは断っているので、ワインは飲みませんが、その分違う物質で摂取する必要があるなと思っています。

 しかしよく考えると巷のうわさで体に良いということは知っていても、どうして体に良いのか、また抗酸化作用とはどのようなメカニズムなのかということは良く知らないままに健康情報を鵜呑みにしているような気もします。

 そこで改めてポリフェノールという語句について調べているのですが、いきなり難問に直面。サイトにもよりますが、ポリフェノールと呼ばれる物質は何千種類もあるようです。

 その理由ですが、有機化合物について勉強すると共有結合と呼ばれる元素や分子の結合状態があり、これらはレゴブロックのように自由に結合して大きな分子を作っていきます。

 そこで自由に結合してという部分が問題になるわけで、その結合は多種多彩ありますので必然的にその化合物も爆発的に増えるということになります。

 ただそれらをポリフェノールという一つの種類に当てはめるには共通項が必要です。その共通項がフェノールという物質で、良く言われる有機化学でさまざまな物質の分子の形をあらわす構造式で、亀の甲と呼ばれる6角形のベンゼン環にヒドロキシ基と呼ばれる酸素と水素が結合したものがくっついています。

 このヒドロキシ基の存在によって、余計な酸素が周辺にあると、その酸素と結合するため、その酸素が周辺組織に悪さをしないようになるというようなイメージでしょうか。

 問題はそういったポリフェノールは、植物が長い進化の過程で紫外線による活性酸素の発生から身を守るために獲得した物質だということです。

 というわけで、ポリフェノールが体に良いということは、今や誰もが知っている知識となりました。しかし何千種類もあると言われてまうと、健康に一番効果のあるポリフェノールもしくはそれを含む食べ物は何かということが気になります。

 そう考えるとポリフェノールは赤ワインに含まれている。だから赤ワインさえ飲んでいればいいという健康情報は胡散臭いなと感じてきます。

 一方ポリフェノールは基本的に植物に含まれているという点を重視すれば、野菜や果物を多く食べればに様々なポリフェノールを意識せずに摂取していることになりそうです。

 とはいうものの、ぜひとも個別の食品でその効果を確かめたいということなら、ネットの情報が役立ちそうです。「健康長寿ネット」という公益財団法人のページには具体的なポリフェノールの名称やそれが含まれている食品、更に作用がまとめられています。

 私の場合は動脈硬化改善について関心があるので、チョコレートに含まれるカカオポリフェノール、そばに含まれるルチンが良さそう。またお茶も良さそうです。 


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